沖縄を代表する石材の一つにトラバーチンがあります。


 
 

 写真は、首里の中城御殿跡地に建てられていた旧県立博物館の壁に使われていたトラバーチンです。
 

 旧県立博物館の撤去・取り壊しにより、壁(トラバーチン)も消失してしまうことから、「おきなわ石の会」では、壁を分割したものを県内の小中学校に寄贈し、理科教材に役立ててもらおうと取り組んでいます。


 トラバーチンの表面をルーペで観察すると、石灰藻やサンゴ、二枚貝、巻貝、大型有孔虫(サイクロクリペウス)、巣穴(サンドパイプ)等の多数の化石を見ることができます。


 ★多くの化石が含まれていること、また、歴史に残る旧県立博物館の壁面を飾っていたことから、単なる石材ではなく、とても貴重な「石財!」ですね。