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1.8月24日(日)に「おきなわ石の会」による岩石・化石・鉱物鑑定会が行われました。
鑑定会に参加された方は、約20人程でした。
持ってきていただいた物を鑑定した結果は、
・腕足貝(わんそくがい)の化石:中国の石林産(古生代)
・ギリシャ産の大理石(ギリシャ旅行の際に海岸で拾ったもの)
・モロッコ産のベレムナイトの化石
・ニューヨーク産の片磨岩(ニューヨーク旅行の際に拾ったもの)
・国頭村佐手の赤石
・喜屋武岬のマンガンノジュール
・黄銅鉱
・岩塩(はじめは、プラスチッック樹脂を人工的に固めた物かと思っていましたが、舐めてみたら塩でした)
・碁石として有名な「那智の黒石」を真似た人造石(県内の某ホームセンターで購入したもの。ハンマーで叩いて割って見ると、石炭灰を人工的に押し固めたような構造になっていました。)
・ウニのトゲ、フジツボ、コケ虫(勝連の海中道路周辺の海岸)
・火山噴出物:スコリア、軽石(勝連の海中道路周辺の海岸)
・中国産の鉄隕石(ルーペで詳しく観察すると人工的に細工した跡が見られたので、多分、偽物)
・黒いガラス状の隕石:テクタイト(こちらも、中国産ですが、本物かどうかは、はっきりしませんでした。)
★そして、とても珍しかったのは、
・本物の「目玉焼き」にそっくりの石。
目玉焼きが、そのまま岩石になったと勘違いするほどの見事さでした。(北大東島のレインボーストーンを研磨してできた偶然の産物です。)
★さらに、歴史的な大発見になるかもしれないのが
・普天間神宮の駐車場に面した石灰岩の斜面から見つかった「歯」の化石!(普天馬の鍾乳洞が形成された時代の人間の歯ではないかと思われるものです。)
※今回の鑑定会では五感をフルに回転させて、確認することの大切さを知る良い機会でした。
特に、岩塩は、舐めてみてはじめて分かりました。
2.次回の「おきなわ石の会」の活動は、9月20日(土)に久高島を予定しています。
詳しいことが決まりましたら、こちらの日記でお伝えします。