stone-circle2008-07-27



 写真は、昨日、石川岳の観察会で見つけたセミの抜け殻です。


 松尾芭蕉の「奥の細道」に"閑さや 岩にしみ入る 蝉の声"という
有名な句があります。


 セミの鳴き声が岩に染み入るということが、本当にあるのでしょうか?


 音というのは、空気が振動することによって伝わっていきます。
 ですから、空気の振動を吸収したり、やわらげるような構造(組成)であれば、セミの声が染み入るかもしれませんね。
 もしかすると、細かい穴がたくさんあいた琉球石灰岩は、音を吸収しているのかもしれません。


 これとは逆に、音が響く岩石というのがあります。
 その名のとおり「響岩(きょうがん)フォノライトPhonolite」と呼ばれています。


 どのような音がするのでしょうか?
 聞いてみたくなりますね。 


 ウィキペディア
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%BF%E5%B2%A9


 ヤフー辞書
 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E9%9F%BF&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=05205304550800