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写真は、昨日、石川岳の観察会で見つけたセミの抜け殻です。
松尾芭蕉の「奥の細道」に"閑さや 岩にしみ入る 蝉の声"という
有名な句があります。
セミの鳴き声が岩に染み入るということが、本当にあるのでしょうか?
音というのは、空気が振動することによって伝わっていきます。
ですから、空気の振動を吸収したり、やわらげるような構造(組成)であれば、セミの声が染み入るかもしれませんね。
もしかすると、細かい穴がたくさんあいた琉球石灰岩は、音を吸収しているのかもしれません。
これとは逆に、音が響く岩石というのがあります。
その名のとおり「響岩(きょうがん)フォノライトPhonolite」と呼ばれています。
どのような音がするのでしょうか?
聞いてみたくなりますね。
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%BF%E5%B2%A9